この間、仕事の打ち合わせで本土から友人が2名石垣島を訪れました。石垣島が大好きで何度も来たことのある二人でしたが、そのうちの一人は、石垣島の有名店「メンガテー」にまだ行ったことがないということだったので、居酒屋で簡単に食事を済ませた後に、名物のそばとおでんを食べに行ってきました。
石垣通の皆さんは、きっとご存知でしょう。メンガテーのことを。
石垣市の中心市街地、繁華街のある美崎町(みさきちょう)の通り沿いから少しだけ中に入った建物の1階にメンガテーはあります。目じるしは、建物の外壁に付けられたお店の看板ですが、店名の上には、おでんとそばと書いてあります。
このお店は、私が知る限りでも、25年前から確実にあります。メンガテーという名前は、元々このお店を切り盛りしていたおばあちゃんの家の屋号だと聞いたことがあります。
現在は、おばあちゃんの代わりに、家族だと思われる女性が2名で営業しています。メンガテーは、地元では飲んだ後の締めでよく行く店です。食事メニューは「八重山そば」と「おでん」のみ。
久しぶりに注文した八重山そばには、お決まりの甘辛く味付けした豚肉と、地元の特産品である「八重山かまぼこ」がのっていました。八重山そばに欠かせない青ネギのみじん切りももちろん添えられています。
南国の石垣島で「おでん」は珍しいかもしれませんね。でも、島の人にとっては、飲んだ後にメンガテーでおでんを食べるのを楽しみにしている人が大勢います。私も、ずいぶん久しぶりに行ったので、友人にも食べて欲しくて、八重山そばとおでんを注文しました。
メンガテーのおでんには、煮卵、三角のこんにゃく、ウインナー、ちくわ、大根、豆腐、そして「てびち」が入ってます。てびちは沖縄の郷土料理で「豚足」のこと。ぶつ切りにした豚足を柔らかくなるまで煮て、醤油や味醂で味付けしたものです。
豚足の皮の部分はすごく柔らかく煮てあるので口の中に入れるとぷるぷるしてて美味しいです。コラーゲンたっぷりなので美容に良いらしいです。苦手じゃなければ、ぜひ一度お試しください。
このお店は、締めで行く店だけあって、結構遅くまで営業しているので、次回石垣島の市街地で立ち寄る機会があったら、看板を目印にぜひ行ってみてはいかがですか。